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これからの時代における必須”こころ”「学校は最先端の先を意識」AIは新たなツールとなるか 教員不足、スピード感課題 教育格差時代(産経新聞) - Yahoo!ニュース

「三分の一と五分の一を足すと八分の一になります」

画面に表示された生成AI(人工知能)「チャットGPT」の誤回答に沸く教室。東京都が生成AIの研究校として指定した都立小岩高(江戸川区)では、昨年12月から生成AIを授業に取り入れ始めた。

同月中旬に行われた2時間連続の「情報Ⅰ」。生成AIを使った初めての授業で2年生は、入り口としてあえて「ハルシネーション」(幻覚・事実に基づかない情報をAIが回答すること)を起こしそうな質問を端末に投げかけた。その結果が冒頭の通り。「何これ」「変なの」。生徒の声が響く。 そんな生徒の表情も、次第に引き締まる。同高情報教員の椋本(むくもと)哲也(58)は、次の段階として学習に役立つプログラミングをAIで作ることを提案。ある男子生徒は、興味を持っている指数関数を学習できるプログラミングに取り組んだ。授業後、この男子生徒は「(AIを活用して)数学の知識を深めたい」と、手応えを口にした。

と2024・3・17日付の産経新聞記事には報道されています。

 世界各国でも、生成AIの教育活用をめぐる対応が検討されています。文部科学省は、算定的なガイドラインを示しています。研究校のひとつである、東京都立小岩高校での生成AIを使った授業を産経新聞が報道していますが、この中で、ハルシネーションと呼ばれる事実に基づかない情報をAIが解答する場面を想定して、質問を投げかけ、安易に生成AIを信じてはいけない、リテラシー教育の必要性も、生徒に投げかけています。

自分の思考を組み立てるために生成AIと問答を繰り返す壁打ちや英会話の練習相手などのように、効果的な活用が期待される中で、AIに依存する危険性も教育現場で、教育する必要性を強く感じます。

これからの時代に求められる教育は、この最先端技術の先にある未来を見据えた教育だということです。

あくまでも、使う主役は人間であり、その考える力こそが、その人そのものであるということを教育することが、AIに使われない、AIに仕事を奪われない、AIを使う人間の可能性だと思います。

AIが進化し、生成AIのように、発展するAIの出現で、人間の仕事は、どんどん仕事が減っていくと言われている厳しい時代です。

また、知識教育の中で知性・理性を磨いてきた今の西洋型思考とスマホ100%時代の中で、教育の中で失われた人間の心。心がないとか、心が分からないとかという言葉が聞かれますが、学校教育のテストの中では測れない心が、育たない時代だともいわれています。けれど、このAIが仕事を奪うことが予想される未来社会に、残された人間の可能性は、この”こころ”だということです。

AIが苦手な分野は、俳句・短歌・小説などの創造性の高い仕事やクリエイティブな仕事やマネジメントの力サービス分野という、機械ではできない、こころの分野です。

この心の分野をどのように、教育の中で育てていくのかということが、生成AIを教育に取り入れるその先になる教育だと思います。

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