テーマ:親子の絆
2022・8・24
エフエムたちかわ 栗岡まゆみの子どもたちに夢と未来をで、28日に放送予定です。
最近、渋谷区で母娘が少女に襲われたという痛ましいnewsがありました。
中学3年の女生徒は、自分が、母親のきつい性格に似てきたことにきがついて、母親を殺す予告演習をしようと思い2人を刺したと答えていると報道されていました。
大変、衝撃を受けるnewsでした。
これを聞いて、以前に少年犯罪が低年齢化していることを受けて、ある教育委員会が、
“児童生徒の”生“と”死“のイメ時に関する意識調査を行ったことを思い出しました。
「死んだ人が生き返ると思いますか」という問いかけに対して、「はい」と答えた小学生は、15・4%もいたことが驚きでした。
理由は、「テレビや映画で生き返るところを見たから」「ゲームでリセットできるから」でした。
核家族化が進んで、身近で命の誕生や死を体験することが少なくなって、さらに、ゲームに向かう中で命に対する感性が弱くなっていると感じます。
悲しいnews
インド・ニューデリーで27歳の男性が、「自分の同意なく自分をこの世に送り出したと、両親を訴えようとしている」とnewsweAKが報じていました。両親はともに弁護士で親子関係は良好ということです。「私たちがどうすれば、生まれる前の息子から同意を得られたのか、息子から合理的な説明をできるようであれば、こちらも誤りを認める」と英インディペンデント紙が報じています。英BBCに対して、「苦しみに耐えながら生きている人が多すぎる」と語っています。
苦しみや悲しみや困難があるから、頼まれてもいないのに、勝手に産んだ親を恨んだり、提訴するのでしょうか?
なぜ、生きるのでしょうか?それは、自分で生きているのではない。多くの命のバトンを繋いで、親を選んで、命を与えられたからです。
頼みもしないのに勝手に産んだつまらない命ではなく、親を選んで、厳しい環境でも、それを生き抜いて成長すると自分が選んで生まれてきた命なのではないでしょうか?
だから、産んでもらった両親には感謝するのではないでしょうか?
勝手に産んだという考え方は、そこまでに与えられた愛を否定すると同時にかけがえのない自分の個性も命も否定することと同じです。
親を選んで生まれてきたことへの感謝が親子の絆のもとにあると、感謝が生まれて、そこが、信頼となり、その信頼は自分自身への信頼と自信となり、その後の人生での多くの人
親が子どものために犠牲になるのは仕方がない?
世界価値観調査という、世界の異なる国々の人々の社会的、道徳的、宗教的、政治的価値観を調査するため、社会科学者によって行われている国際プロジェクトがあります。
その中の質問のひとつに、「親が子供のために犠牲になるのは仕方がないと思いますか?」という項目があります。「親が子供のために犠牲になるのは仕方がないと思う」と答えた人は、世界 73・3%でしたが、日本 38・5%で、調査をした73か国中72番目でした。
ご近所の友人と久しぶりにコーヒーtimeを楽しんだ時に、彼女に聞いてみたいことがありました。
「唐突だけど、お子さんが誕生した時の母としての気持ちを聞いてもいいかな?」
すると、彼女は、「えー。ずいぶんと前のことだな?」と言いながら、かみしめるように話してくれました。
「母って、産んだ瞬間に母になるのよ。子供のためには、この子のためなら、何でもできる。自分より大事なものが初めてできるんだね。子供ができてはじめて、ベクトルが愛に向くんだね」「産まれてくるって、親も子供も命がけ。よく、こんな私のところに生まれてきてくれたなと思った」「自分の子供ではなくて、大事な預かりもの。宝物だと思ったわ」「私の子供として、神様があなたにあずけましょう。と言ってくださった気がしたの」「3か月は戦争で、眠れなくて。2時間でいいから眠らせてとおもったけど、でも、小さくて、か弱いから、ほっとくとミルクつまらせて、うつぶせで、死んじゃうんじゃないかと」と語る彼女はうらやましいほどに、美しい母の顔でした。彼女の話を聞いていると、73か国中72番目という調査結果が信じられない気がしますが、最近の児童虐待は、この親心が失われた結果ではないかと思います。
子供から、生んでくれて、ありがとう!
親からな、生まれてきてくれて、ありがとう!
このありがとうの心を今取り戻してみたいなと思います
お母さんから教えていただいた、わが子が誕生した時の感動!!
初めての授乳。
おっぱいを口に含んだ時、私は、〟お母さん〟になったのだ。と実感しました。
まぶしそうな表情のあなたと目と目が合った時、たとえようのない幸福感に満たされました。例え 世界中の人があなたの敵になったとしても、私は絶対にあなたを護る!あなたのことを心から信じています。
若いお母さんたちへ。最初の子どもが生まれた時に、あなたもお母さんとしてうまれたんだよ。だから、最初は何も出来なくて当たり前だから。お子さんと一緒に育っていけば大丈夫。焦らず一歩一歩、子どもと一緒に成長していきましょう。
(50代 2児の母)
第1子の時は、とても愛おしくて、この子のためなら何でもしてあげたいと思いました。1歳1か月違いで生まれた第2子の時は黄疸がきつくてミルクを受け付けないので、しばらく保育器に入って鼻から管を通されていたので、痛々しくて、よく泣いていましたね。子ども好きなお父さんと、孫が可愛くてたまらない愛深きおじいちゃん、おばあちゃんは、わが孫が一番だとどの子もめちゃめちゃ可愛がってくれて、今でも大事にしてくれます。感謝です。家族がいてにぎやかで楽しかった懐かしい時代の思い出は今でも私の宝物です。(50代 4人の母)
会いたくても、会えない命
東日本大震災から、2ヶ月が経った女川中学、1年から3年までの生徒さんに、JAⅩAの山中さんが行った授業があります。
「書きたいことがあれば何を書いてもいい。書きたくないなら書かなくてもいい。 」
5・7・5 で、たくさんの言葉が生まれました。
それに対して、佐賀県や東京や海外からたくさんの返歌がありました。
それを国際宇宙ステーションから、デスクにして、種子島からロケットで打ち上げています。
月に2~3回夜空に輝く動く星として、ニューヨークからも、ロンドンからも日本からも見えます。
星に届けたことばは5000
みんなを元気にしてくれるものを見つけよう。辛い状況を乗り越えていこう!
悲しい時には悲しい気持ちを読んでもいいんじゃないかな?
素直な気持ちを受けてくれる仲間がいるから。
星はなんでも受け止めてくれる。
「ただいまと聞きたい声が聞こえない」
「逢いたくて、でも 逢えなくて」
生きたくても生きられなかった命もある
お母さんに会えなくても会えない悲しみもある
それを超えて生きている命があることを知ってほしいですね。
今から先、自分たちにできることは何かを常に考えていく!
時代というのは、今すでに地上に命を持っている私たちが選べるものではない。
両親は選んできているんですね。
選べないもの、すでに生じているものについて、あれこれと煩うことではなくて、
今から先に自分たちにできることは何かを常に考えていこう!
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